息子が中学の卒業式を迎えました。

多くの方に支えられ、

義務教育を終えることができました。

ありがとうございました。

 

義務教育って何ですかね。。。

 

義務教育ができたいきさつはともかく、

現代における義務教育、

皆さんはどういう役割だと思います?

 

社会に出るための準備であることは

間違いなさそうですよね。

 

でも、例えば数学。

学校で学ぶ数学の知識が

社会で役に立つことって

どれほどあるのか、

ってよく思っていました。

本当に役に立つのか???と。

 

あなたは、そんなひねくれた

子ども時代ではなかったかもしれませんね。

 

私はかなりひねくれていたので、

全く勉強しない子どもでした。

本気で「役に立たない」と思っていましたし、

それを行動で示していました(笑)

 

ある意味、一本芯の通った子ども(笑)

 

ですが、今翻って。

 

中学の義務教育は、

本当に役に立たないことばかりなのか、

なんのための義務教育なのか、

考えてみたんです。

 

 

 

きっといろんなご意見があると

思います。

 

私が思ったことは・・・

これかな、と。

参照:ホメオスタシスの階段

この図の、

「知らない」→

「知っている」→

「やってみる」→

「わかる」→

「できる」

までをしているんじゃないかと。 

 

それは、

・方程式の解き方がわかって、解くことができる

・英語の文章の作り方がわかって、文章が作れる

・点数の取り方がわかって、点が取れた

・勉強の仕方がわかって、勉強をすることができた

・集中して物事に取り組む方法がわかって、

 集中して取り組むことができる

・運動会でみんなと協力する方法がわかり、

 協力することができる

など、勉強も部活も生活においても、

様々な分野で「できる」って

こういう感じか、

と実感できるようになることが

義務教育における最大の役割じゃないかと

思うのです。

 

「できた」時に味わう達成感の

気持ちよさ、嬉しさを知ること。

 

自分ができるようになり、

その良さ・嬉しさがわかるから、

他の人もできるようにしてあげたい、

と思い、誰かに教えてあげようとすること。

 

自分はできるけど友達にはできないこと、

友達にはできるけど、自分はできないこと、

がわかり、

自分と他人は違うんだ、とわかり、

少し他者への理解ができるようになる。

 

そして。

その後の

いろんな取り組みをするときの

行動の基礎になり、

自信になり、

やる気につながる。

協働できるようになる。

 

義務教育では、

こんなことが「できる」レベルに

なるような教育なのではないかと思うのです。

 

その後、中学で培った「できる」を土台に、

それらを何度も何度も繰り返し、

無意識で「している」レベルに

引き上げることを行うのではないかと

思うのです。

 

この中学、高校での積み上げがうまくできれば

社会に入ってから、

非常に活躍できる人材になるのだと

思っています。

 

卒業を迎えた多くのお子さま、

そして保護者の皆様、

本当におめでとうございます。

 

日本の子どもたちが

このホメオスタシスの階段を

登っていけるよう、

私たち大人も更なる階段を登らねばと

身が引き締まる思いです。

 

 

 

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