今日は問題解決のグループコーチングの現場から。

この夏からお手伝いしている約6万人規模の

企業様でのお話です。

その企業様では、

組織が掲げている目標達成・問題を解決してほしい、

目標達成・問題解決ができる社員を育てたい、

というオーダーで支援させていただいています。

そこで行っているのは

4人グループをつくり、

各自が職場で抱えている問題を8か月間、

実践・指導する場をつくり、

そこで様々な気づきや学びを得ながら、

自身の問題解決力を高めていく、

というやり方をしています。

グループで行う理由は、

他の受講者さんの問題解決の進め方や

その時の指導内容を聴くことで

自分自身を客観的に見ることができる、

という大きなメリットがあります。

ちょっと前置きが長くなりました。。。

この問題解決の実践・指導するグループコーチングを

やっている中での受講者さんの気づきを紹介したいと思います。

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「現状を整理する中で、

協力してほしいお相手にも傾向があることが

わかりました。

その傾向ごとに対策をしたらよいということに

気づきました。うまくいきそうです」

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それを聴き、

なんと素晴らしい気づきなのか、と

非常に嬉しくなりました。

これには続きがあります。

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「今回、うまく行ったやり方が見つかると

今後の取り組みにも活かせますね!」

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ここまで気づけるこの社員さん、

職場でかなり頼りになる存在に成長しているなぁと

思いました。

どういうことかというと、

今回の取り組みの中でのパターンを見出すことも

非常に重要なのですが、

これを次に活かせる成功パターンに昇華させることで

次も、その次も、その次の次も

ずっとこの成功パターンを使える可能性があり、

これは今後、強力な生産性向上を実現させるのです。

もちろん、環境変化に合わせて成功パターンも

アレンジする必要があると思いますが、

成功する方法がゼロの場合と、

3つわかっている場合では、

断然、

3つわかっていた方が

成功しそうですよね。

成功パターンを導き出そうを思いながら

目の前の問題解決をしようとすると、

一つ一つの行動に対して、

なんとなく行うのではなく、

「これをする!」

「これくらいする!」

「こんなやり方する!」

「その結果、こうなるはず!」

ということを意識する必要が出てくるのです。

これがまた、

目の前の問題をうまく解決するための

重要なポイントになります。

なので、この受講者さん、

きっとこれから大きな飛躍を遂げるのだろうなぁと

非常に嬉しくなったわけです。

みなさんは目の前の問題を解決するときに、

成功パターンを意識していますか?

成功パターンを見つけようとしていますか?

成功パターンを活かしていますか?

当たり前のようでですが、

知識として知っていることと、

できるかどうかは別モノです。

やり方については、またの機会に。

執筆:菅生としこ

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