実施企業様 : | 四日市人権啓発企業連絡会 |
企業規模 : | 93社 |
導入規模 / 対象者 : | 約30名 |
期間 : | 2時間 |
支援内容 : |
1.ハラスメントの定義、種類 2.ハラスメントを深く理解しよう(ゲーム) 3.ハラスメントを招く“思考のクセ”5選 5.ハラスメントが起きる理由 6.ハラスメントが起きにくい職場にする方法 7.本質的な解決のための基本的な考え方 8.組織構造を変える最もシンプルで効果的な方法 ーハラスメントの起こさないために行うこと ―質疑応答 |
背景・概要
四日市人権啓発企業連絡会様は、企業の立場から部落差別や障害者差別、外国人差別、女性差別などあらゆる差別を無くすために、企業が相互に連携してこれらの人権問題に対する正しい理解と認識を深め、主体的に幅広く啓発活動に取り組むことを目的として活動されています。
全体研修会の取組みの中で、ハラスメント予防から一歩踏み込み、「起きにくい組織をつくるにはどうしたらよいかを学びたい」というご要望により、「ハラスメントを“防ぐ”から、”起きにくい組織をつくる“へ」というタイトルで研修会に登壇させていただきました。
アンケート結果(感想)
- ハラスメントを招く“思考のクセ”5選。体系的に記載されており、今一度考え直すきっかけになった。
- 承認の大切さを改めて見直すことができました。
- 課題についてグループで共有し、同じ物事に対してでも視点によって全く違う見え方になることがよくわかった。
- ゲームで、それぞれの感じ方がこれほど違うということを知れた。
- 個人の「クセ」は組織が造っているというお話が印象に残りました。ワークの悲しい恵方巻はすごく楽しかったです。
- ゲームでは皆さんとディスカッションをさせて頂き、意見が違うことを感じ、勉強になりました。
- 大変おもしろい研修でした。ありがとうございました。
- たくさん気付きがありました。参加して良かったです。
- 講話だけでなく、グループワークを取り込んだ研修で、分かりやすく、主旨を理解できた。
- 平易な言葉で、とても本質的な内容を レクチャー頂き、大変ためになりました。
ペースも適当で、自社の状況と照らし合わせながら、内容を理解することができました。ありがとうございました。 - 大変参考になりました。本日はありがとうございました。
参加者様の印象に残った事は?
- すべての人がお互いを承認することでハラスメントがない職場になること
- ハラスメントが起こる構造の話はなるほどな、ととても印象的だった。
- 人によって見方が違う。感じ方、考え方が違うからハラスメントが発生する。違って当たり前、違いを受け入れることでハラスメント発生を防ぐことができるということ。
- ハラスメントの最大の問題は行為者が自覚していないこと
- ハラスメントを招く“思考のクセ”特に「普通」にこだわるクセ
- ハラスメントを起きにくくするのは「承認」が必要
- 構造を変える効果的な方法 「アクノリッジメント」
- 成長・成果を高めるためには働きやすい職場環境作りが重要
菅生の感想
表立って目に付くことや耳に入るハラスメントが少なくなくなったとしても、組織風土や土壌がハラスメントを生じさせていますから、従業員が働きやすくなっているとは限りませんし、組織体質を変えなければ、ハラスメント対策はもぐらたたきであったり、一過性の取組になってしまいます。本来は、ハラスメントを起こさない組織体質にすることが根本的な対応法です。
人権的観点から言えば、目につく案件や耳に入る案件がなくなったところで、人間尊重がされているとは限りません。
そして、ハラスメントが起きにくい組織は、同時に働きやすい組織になっています。それは結果として成果が上がりやすい組織にも繋がります。
今回ご参加いただきました企業様で、ハラスメントが起きにくい組織に少しずつ変化、もしくはハラスメントが起きにくい組織として維持継続されていくことを願っています。

■2025年8月29日 実施
#四日市市