実施企業様 : 新陽工業株式会社
業種 : 建設業
企業規模 : 80名
導入規模 / 対象者 : 5名
期間 : 2時間
支援内容 : 1.管理部は誰のもの?
2.話し合いができる土壌づくり
3.ビジョンの策定

背景・概要

新陽工業株式会社様は、三重県内の公共工事と民間工事を幅広く請け負いされている建設会社様です。

管理部ビジョンを策定するにあたり、全員の認識を合わせること、ビジョンへの共感合意を得るプロセスとして、ワークショップのファシリテーションを行いました。

ビジョン・ミッションの策定は、組織を1つにまとめるためには、非常に重要な取組です。

通常、ビジョン・ミッションは、壁にかかった額縁の中での存在になりがちですが、本来、ビジョン・ミッションのもとに、社員全員が仕事を行える状態になると、最高にまとまった組織になります。1つにまとまった組織は、何があっても崩壊することはなく、決めたことがスピーディに実行され、1人1人が自発的に行動できるようになっていきます。

そのような組織を目指した、ビジョン策定のご支援をしました。

アンケート結果(感想)

<満足度平均  10点/10点中>

  • それぞれの想いや考えを可視化するコトによって、わかりやすく沢山の発見があった。
  • 1人で考えていた時は、漠然としていたが、みんなで意見を出し合い、今後のためのスタートラインに立てたコトでポジティブな気持ちになった。
  • 口に出せなかったことや考えを言える機会に恵まれ、みんなが同じ方向に進められるようなチーム感を感じました。
  • 管理部員みんなでよい環境・職場にできるように、今しなければならない情報共有や、現場の人たちへの対応がスムーズにできるようにしたいです。
  • 情報の共有やスピード感を持つコトなど、普段の業務から意識して行っていく。

受講前と受講後の変化

  1. 研修実施のきっかけ・理由
    今後、会社の組織としての力をアップさせるために、管理部の目標とあり方を決めることが良いと考えた。
  2. 研修前と研修後での変化
    今までは、各個人思うことは同じようでも、お互いそれを認識することが少なかったが、それを認識できたと思う。
  3. 研修の気づきをどのように活かしたいか
    お互いの意見を聴き、それを理解して、情報を共有することが大事であることが理解できた。
  4. その他
    部署の目標を決めてもらうのではなく、自分たちでどう目標を決め、どう実行してゆくかの方法を教えてもらえたと思う。今後の考え方を変えるいい機会となった。

菅生の感想

*メンバーの認識をそろえることの大切さを再認識。

部内のコミュニケーションは非常に良好で、笑いやツッコミ、共感などもあり、良い雰囲気でした。
しかし、管理部という部署柄、それぞれが別の仕事をしているために、部内の一体感はないというのはよくある話です。
一体感がないと、お互いに協力できず、属人化が起き、仕事の生産性もあがらないということが起きます。

今回新陽工業様では、今後の企業の成長を見据えて、組織を強化しようという取り組みの一環でした。
間接部門は後回しになりがちですが、会社の屋台骨を支える管理部でも取り組みを行うことは、まさに理想です。管理部が機能し始めることで、会社全体が機能し始めます。

その一環で、ビジョン、ミッションを策定することは、その成果物にも意味はありますが、策定までの過程で認識を揃えることが重要であると再認識しました。

多くの場合、何をするか、~例えば「ビジョンをつくること」~、にフォーカスが当たりがちですが、どのように行うか、~この場合では「メンバー全員がビジョンについて意見を述べ、他者の意見を聴き、共感する、承認する、というプロセスを経験できるように」ビジョンをつくること~、がやはり大事だと感じた2時間でした。


■2025年6月10日  四日市市ワークスタイルイノベーション推進事業(四日市市働き方改革推進事業)にて実施

#四日市市#ワークスタイルイノベーション

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