世の中は大型連休の真っただ中ですね。
私も普段とは違う時間を過ごしながら、自分のストーリーを振り返ってみました。
お休みの合間にお読みいただければ幸いです。
トヨタ自動車でキャリアをスタートした私は、世界的企業の厳しさを肌で学びました。
若かった私は恥ずかしながら、周囲よりも「自分の成長」だけを考えていました。
そんな私はチームから外され、異動させられました。
その上司の決断に、当時は理解できませんでした。
しかし今なら分かります。
組織をまとめ、成果を出すためには、個人のわがままは許されないのです。
この経験が私を変えました。
「組織を強くするとは、個人の力を最大限活かし、まとめ上げること」と心から気づいた経験でした。
同時に思うのは、当時の私も上司も孤独に戦っていたということ。
お互いに頼り、任せ合う関係があれば、もっと大きな成果を出せたはずです。
周りに人がいるのに頼れない、任せられない、知恵を借りられない...
そんな孤独は生産性を下げるのです。
それから私は「組織の成長」と「個人の成長」の両立に人生をかけてきました。
2005年から中小企業向けコンサルティングに携わり、気がつけば20年。
1000件以上の現場で、様々な問題に向き合ってきました。
- 離職率40%超の会社
- 売上が前年比80%まで落ち込んだ企業
- 社員同士が対立していた組織
そんな状況でも諦めず、経営者と共に汗をかき、
- 離職率を40%から4%へ
- 逆風の中で売上前年比115%を達成
- 社員が育ち合う文化の醸成
- 組織全体を結びつける共通言語の構築
に成功してきました。
私が体系化した問題解決ステップは「トヨタの問題解決」というベストセラーにも収められ、問題解決ステップを1万人以上に教えてきました。
しかし、「トヨタ式だから」「理論が正しいから」という理由だけで現場は変わりません。
現場は泥臭く、繊細です。
一人ひとりの思いや行動の積み重ねが結果を生むからです。
もし今、あなたが
- 社員が育たない
- 組織がまとまらない
- 努力が成果につながらない
という壁にぶつかっているなら、それはあなたの責任ではありません。
会社の成長段階に応じた「正しい設計図」がまだ整っていないだけなのです。
ビジネスモデル、ビジョン、目標、現在のステージによって、必要な設計図は違います。
どんな設計図を作ったらよいか、設計図に沿って組織と人材をどう育てたらよいか、知恵を借り、頼ることが必要なタイミングかもしれません。
経営は孤独な戦いです。
しかし、一人で戦い続ける必要はありません。
20年1000現場で得た知恵と経験を、あなたの会社のために惜しみなく使わせてください。
社員の力を引き出し、組織のエンジンを回し、次の成長ステージへ進むお手伝いをさせていただきたいのです。
私は、あなたの最高の伴走者になれると信じています。
そして、社員の皆様の知恵や力も惜しみなく発揮してもらえる組織をつくりませんか?
一緒に、新しい未来を創っていきましょう。
文:菅生としこ

菅生としこプロフィール
トヨタ自動車出身。組織づくり、人づくりのど真ん中で働いた原体験からはたらくを面白がる達人。
“トヨタの問題解決”を整理体系化し、広く展開。問題解決できる人材開発を行った立役者。
事業の問題解決、人が関わる問題解決、変化成長し続ける組織づくりのための問題解決サポートを得意とする。
問題なくして成長なし!問題があるからオモシロイ!