現在、事務系・技術部門・製造管理のスタッフ向けの

「なぜなぜ研修」のご依頼をいただき、登壇しています。

社員数約500名の製造業、

研修は1日間×10回(約120名)、

そして後日フォローアップで個別課題へのグループコンサルです。

研修導入の動機

社長や役員さんが研修をしたいと思われたきっかけは、

製造時の不具合が発生し、

その不具合がなぜ発生したのか、

そしてなぜ不具合がお客様のところまで流出してしまうのか、

各部、各課、各担当で検討を重ね、対策を行っているが、

なかなか本質的な解決ができない。

もっと根本から解決できる力を身につけてほしい。

とのこと。

問題の解決には2通りある

1つ目は、表面的に見えている問題に対処する方法です。

これは比較的対処がしやすい、早く解決するというメリットはありますが、

また同じ問題が再発することが非常に多くなります。

この問題解決を対処療法と言います。

2つ目は、出来事や目に見える問題の根っこでは何が起きているのか、

しっかりと現状をとらえ、パターンを確認し、

構造をとらえ、何が根っことなる原因をとらえ、

その上で、どこに手を打つべきかを考える、という

プロセスを踏む本質的な問題解決です。

これは、

今までの様々な企業様でやり方をお伝えしてきた経験から、

今まで学ぶ機会のなかった方や、

そのやり方を身につける機会のなかった方には

少々ハードルが高いと感じる方が多くいらっしゃいます。

どんな内容のことでも同様の初心者あるあるです。

しかし、この2つ目の本質的な問題解決ができないうちは、

いつまでたってもその問題はなくなりません。

(たまには、偶然うまくいくこともありますが、

今後もいつでも本質的な問題解決が行えるわけではありません。

企業にとって、

本質的な問題解決ができる人材ばかりになったら、

企業が成長する以外の道はありませんし、

お客様からの信頼もますます向上していくのです。

だからこそ、

この本質的な問題解決ができる社員を

育てたいと切に願う社長のお気持ちも痛いほどわかります。

始まったばかりのこの「なぜなぜ研修」。

社員さんが、二度と問題が起こらない問題解決ができるようになり、

達成感を味わい、仕事が楽しくなるように、

また会社にとっても信頼を高められるよう、

そして、お客様に心から喜んでいただけるよう、

私も精いっぱい取り組ませていただきます。

このようなご縁をいただき、

多くの方のお役に立てる幸せに心から感謝です。

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