今日のお話は「OJTのススメ」です。
先日、社員さんから、“OJTができるようになるための取り組み”についてご相談がありました。

私はトヨタ自動車在職中、かなり上司からOJTしてもらったこともあり、OJTの重要性はよくわかっています。上司のOJTのおかげで今の自分があると言っても過言ではありません。
当時、企画書を出すたびに、上司から様々な質問をされたり、考え方を聞かせてもらうことで、自分の判断基準ができあがり、徐々に力がついてきたことを実感していました。
今でもとても感謝しています。

でもOJTは非常に良い手段だという話をすると、昔は余裕があっていい時代でしたよね、という方もいらっしゃいます。
今は余裕がないからOJTは難しいですね、とも。
確かに時間的な余裕が今よりもあったかもしれません。
今ほど人材確保に苦労していませんでしたので、一人当たりの負荷が今よりは小さかったという方もいるかもしれません。

では、余裕があればOJTをする。
余裕がなければOJTをしない。
OJTってそういうものなのでしょうか。

私はそうは思いません。

少し乱暴な言い方をすると、昔は、同じような業務を繰り返し行っていればよかった時代でした。
しかし、今は変化のスピードが早く、顧客ニーズの変化からの新しい業務、業務プロセスの改善、組織再編、異動などが頻繁に行われ、戦略や戦術の変更により、業務内容にもスピーディな変化・改善が必要とされています。

そのため、一人一人が素早くスムーズに業務を行えるようになるトレーニング、On the Job Traningの必要性がますます高まっていると思います。
On the Job Traningを行うことによって、
“目標達成・業務遂行がスムーズになる”、
“人材の基礎的能力が高まる”
という2軸からOJTは組織の成長に非常に有効な手段です。
それにより、社員のモチベーションアップやエンゲージメントアップにも必ずつながります。
上記の理由から、今も昔もOn the Job Traningは非常にコスパの高い人材育成だと確信しています。

改めてOJTを見直してみることをオススメします。

文:菅生としこ

株式会社AWESOME EYE 代表 菅生としこ

菅生としこプロフィール

トヨタ自動車出身。組織づくり、人づくりのど真ん中で働いた原体験からはたらくを面白がる達人。
“トヨタの問題解決”を整理体系化し、広く展開。問題解決できる人材開発を行った立役者。
事業の問題解決、人が関わる問題解決、変化成長し続ける組織づくりのための問題解決サポートを得意とする。
問題なくして成長なし!問題があるからオモシロイ!

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