組織開発に関わって1年3か月のクライアント先の経営者様からいただいた言葉。

「ほんとうに組織が変わってきました。

軋轢もなくなり、風通しもよくなりました。

菅生さんのおかげです。本当にありがとうございます」と。

改めておっしゃっていただき、心から嬉しくなりました。
何が嬉しかったかというと、私だけの力ではなく、経営者様も幹部の皆様も社員さんも、皆さんで作り上げてきた組織になっているということが嬉しかったですね。
これこそが、組織開発です。

こちらの企業様では、6か月経った頃にこんなことを仰って頂きました。
「組織開発を始めてからもう1年くらい経ちますか?組織が変わってきたのを感じます。」と。
多くの企業様で、6か月ほど経つと、変化を肌で感じられるようになります。
経営者様としては1年くらいやってきた感覚だったということは、倍のスピードで組織が変わっていることを感じて頂いたということですね。

私から見ても、かなりうまく機能し始めていることを感じます。

早く成果が出るワケ

私が関わる前から、社員さんのために様々な取り組みをしていた企業様でしたので、上手く回り始めたら組織は成果をあげ始めるだろうとは思っていました。

今までは、様々な取り組みがうまく成果につながらず、空回りしている部分もあったため、この空回りに費やしていたエネルギーが成果につながるように、つなぎ直し、機能し始めるようにしたのです。
たったそれだけのことですが、それだけのことが大きな成果につながるのです。

組織が機能し始めるようにする方法

何をしたら組織が機能し始めるのか。

それは、どこがどのように空回りしているのか、見極めることです。
今使っているエネルギーが動力源・パワーに変換されるように、カイロをつなぎなおすイメージです。
どの企業様も必ず大きなエネルギーがあります。
しかし、エネルギーがうまくパワーに交換されていないことが、非常にもったいないと常々思っています。
上手くパワーに変えられていないエネルギーは、効率が非常に悪く、無駄遣いが延々と続くのです。

自動車に例えると、もともとはリッター18キロ走っていたはずなのに、燃費が悪くなってしまい、リッター3キロで走る車のような感じです。
これを、再度リッター18キロで走る車にするために、整備をするのが組織開発です。
燃費はよくなるわ、あちこち無理強いしながら、なだめすかして走らせる必要がなくなるので、車の部品すべてが楽に動けるようになります。
たったそれだけのことです。

具体的な手段は?

具体的な手段は、企業様によってまちまちです。
1社ごとに置かれている状況や、今まで培ってきたスキル、持っているリソースなど違います。
だからこそ、1社ごとに具体的な手段は異なって当たり前です。
ただ、具体的な手段を考える方法として普遍的な方法が存在します。
問題解決力・システム思考力です。

組織は、1つのシステムとして動いています。
あちらに不具合が起きれば、別の他方にひずみが出たり、そのひずみは思わぬところに影響を与えることもあります。
こうなってくると、最初の不具合が隠れてしまい、本質的な問題解決に至らないことが非常に多くなります。
問題解決しようとエネルギーを投入しても、成果につながらないのは、このようなメカニズムがあるからです。
慢性的な問題も、同じメカニズムです。

あなたの会社は、システム思考で本質的な問題を見極めて、効果的な解決の糸口を見つけていますか?

糸口を見つけ、解決の手段がわかれば、あとは手を打つだけで、組織は大きく動き出します。

(文:菅生としこ)

追伸:システム思考ができなくても、組織診断を行うことで糸口は見つかります。組織をレベルアップさせ、事業をさらに大きく成長させるための、組織診断に興味がある方、効果的・効率的に組織を変えていく手段を見つけたいという方はいつでもお気軽に一度ご相談ください

株式会社AWESOME EYE 代表 菅生としこ

菅生としこプロフィール

トヨタ自動車出身。組織づくり、人づくりのど真ん中で働いた原体験からはたらくを面白がる達人。
“トヨタの問題解決”を整理体系化し、広く展開。問題解決できる人材開発を行った立役者。
事業の問題解決、人が関わる問題解決、変化成長し続ける組織づくりのための問題解決サポートを得意とする。
問題なくして成長なし!問題があるからオモシロイ!

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