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『刺さる人、刺さらない人』


菅生の一言

Todasy’s センテンス『刺さる人、刺さらない人』

よくこんな質問があります。
「これだけ何度も注意しているのに、全然刺さらない人がいるんですよ。どうしたらいいですか?」
何度言っても聞いてくれない。
何度言っても直らない。
何度言っても「わかってる」と言うが、わかってない!

だんだん言う側も疲れたり、イライラしたり。

こういうことが起こる背景には、いろいろな状況があるので、一概には言えませんが、なぜそんなことが起こるのか、そのうちの1つの可能性について、日本における”成人発達理論”の第一人者である加藤洋平さんのお言葉をお借りしてお話したいと思います。


“意識が成熟していくと、器に取り入れることができる知識や経験が増えるだけではなく、そうした意識や経験を咀嚼し、統合するような機能が質的に変化していく”

”意識段階が異なるというのは、知識や経験を加工する力が違うということなので、同じ知識や経験を与えられても。アウトプットが全く異なる”

出典:『なぜ部下とうまくいかないのか』日本能率協会マネジメントセンター出版

著者:加藤洋平 著

成人発達理論という、人間の発達レベルについて研究された理論があります。いわゆる人間的な成長、発達です。
性格は変わらないけれど、人間としては死ぬまで成長することがわかっています。

人間の何が成長するのか。

それは、ものの見方です。

要約すると、視点が増える、視野が広くなる、より深く物事を見ることができる、視座をあげて俯瞰できる、細かな部分まで解像度高く見ることができる、そんな見方ができるのが意識レベルの高い人ということです。
意識レベルに優劣はありません。
一方で、自分の意識レベルより高い人のものの見方は、理解できないと言われています。

冒頭の例ですが、
「言っていることが何度言っても伝わらない」ということが
もちろん、伝える順番、伝える場面、言葉の選択、信頼関係などなどいろいろ要因はありますが、そのうちの1つの要因が”意識レベルの違い”ではないかと思っています。

なぜ私がこのようなことを伝えたいと思ったのか。

それは、あまりにも相手に伝えたいことが伝わらないことで、自分の感情コントロールができなくなったり、相手との信頼関係を壊してしまったり、相手への嫌悪感などを募らせてしまうことで円滑な仕事ができなくなることがあるからです。

相手に伝える努力はもちろん必要です。
ですが、成長の段階によっては
お互いに理解できないこともあるのかもしれないと思うのです。

1つお伝えしておくと、
意識レベルの高い人は、あいまいなことへの許容範囲が広いとも言っています。
意識レベルの高い人はそもそも、
相手にイライラや不信感や不満を募らせることが少ないのかもしれませんね。

こんな不都合な真実、日本ではまだまだ理解されない理論のようです。
発達したいのか、発達したくないのか。
それぞれの選択です。
どこまでいっても、
優劣、良し悪しはなさそうです。

しかし。
少なくとも私は、お互いが理解し合えなくても、相手を許容できたらストレスをあまり感じなくなるかもしれないと思う今日この頃です。
あなたは、今日のブログを読んで、どんなことを感じましたか?

菅生としこプロフィール←詳細はこちら

トヨタ自動車入社時から31年間、問題解決一筋。
企業で起こる様々な問題を解決しながら、問題解決できる”組織と人材”の成長の両方を実現します。これが成長し続ける会社をつくる唯一の方法です。