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業務量は適正ですか?

今日は気になったニュースがあったのでそれについてお話します。
先日の日本航空と海保機の痛ましい事故を受け、”国交省は再発防止のため、滑走路への誤侵入を常時レーダー監視する人員を配置。”としました。

しかし、この人員は新規の増員ではなく、内部で役割分担を調整することで、捻出するという、業務量が増加している状態となっているため、国交省労働組合から管制官の大幅増員が要請されました。
この手の話は国交省・管制官に限った話ではなく、至る所でよく聞く話です。
事故が起きたから、ようやく重い腰をあげて対応する、逆に事故がないと物事が動かないといういつものパターンです。
しかし、事故が起きてからでは遅いのです。

「再発防止」という言葉があります。
これは二度と同じ過ちを犯さないために行う取り組みのことですが、再発防止のやり方を誤って設定してしまうと、事故を二度と起こさないための対策が次の事故を引き起こすのです。

再発防止でよくあるのが、問題が起きたために、

・ダブルチェックをしよう

・検査項目を追加する

規制が厳しくなったから、

・規制に合わせて作業が増える

といったことです。
今回の国交省の安易な「レーダー監視の人員配置」も全く同じです。

あなたの会社も1つや2つ、心当たりがあるのではないでしょうか?
もしかしたら、このようなケースで苦労するのは現場の第一線で働いている社員なので、上司は気づいていないかもしれませんね。
実際にそういう話もよく聞きます。

事故が起きる前にぜひ考えてほしいのです。
再発防止策によって、どの程度業務量が増えるのか、心的負担が増えるのか。
1つは小さな負担ですが、1つ増え、また1つ増え、という状態になることが多いので、短期間で見ると、1つくらい増えても大丈夫だろうという状況に陥りやすくなります。
ですから、長期間で見た時に、どの程度業務量が増えているのか、一度確認することも重要です。

これらの業務増加は、仕事の余裕を減らすので、更なる過ちやミスを引き起こしたり、コミュニケーション不足から様々な組織の問題を生み出します。
離職につながることもあるでしょう。

そうならないためにも、今一度、不要な業務を行っていないか、業務量は適正なのか、表向きは時間内にしっかり行っているように見えても、本来やるべき仕事に手を抜き、時間調整をしていないか、など上司とメンバーとの対話の中で、確認してみてくださいね。

文:菅生としこ

菅生としこプロフィール 

トヨタ自動車入社時から30年間、目標を達成する組織づくりと、自ら問題を解決し成果をあげる人材育成に奔走。問題解決をしながら、戦略を実現できる人と組織づくりのサポートをしています。