あなたは、どんな仕事に自分の時間を使っていますか。

現場のトラブル対応、新規事業の黒字化対応、日々の決裁──
どれも欠かせない大切な仕事です。
納期や提出締切に追われる日も少なくありません。
とくに突発対応は、突発でしなければならないほど大切な仕事です、がすべての予定を一気に吹き飛ばす、台風ですね。

世界的な成功哲学書「7つの習慣」著者フランクリン・コヴィー博士は、仕事を「重要×緊急」で4つに整理しました。
多くの会社が大半の時間を使っているのは、第1領域(重要かつ緊急)にあるトラブル処理や締切対応だと言います。

一方で、未来の土台をつくる領域があります。
それが第2領域(重要だが緊急ではない)。
準備・計画、人材育成(権限移譲)、信頼関係づくり、学習、健康、チャンスを掴める体制づくりなどがここに入ります。

第1領域は“短期の延命”、
第2領域は“長期の成長”。

持続的な経営は「今年うまくいけばOK」では成り立ちません。
3年、5年、10年、100年先を見据えた今日の行動こそが、未来の差になります。

なぜ第2領域に時間が割けないのか。

今は、法対応の増加、顧客価値観の多様化、変化スピードの加速は目まぐるしく、DXやAIを入れても、すぐに楽になるとは限りません。
目の前の“緊急”が常に割り込んできます。
その結果、私たちは、忙しさのあまり、雑談はもちろん、報連相すら「時間の無駄」に感じ始めています。

コミュニケーションが減ると、誤解が増え、信頼は薄れ、仕事は“個人戦”に。
この状態で、会社の未来を一緒に考えようという社員は、どれくらいいるのでしょうか。

第2領域に投資する会社は、何が変わるか

会社として第2領域にうまく取り組めるようになると、景色が変わります。

・多くの社員が「未来のための 行動」を自分事化する

・困った時は助け合える“信頼の貯金”ができる

・権限移譲が進み、部下は達成感、上司は未来づくりに集中できる

・「ここで働く誇り」が高まり、採用・定着にも効いてくる

第2領域への投資に舵を切る決断ができるのは社長です。

組織の器が第2領域を受け止められないまま、
「任せろ」「育てろ」
「コミュニケーションしろ」
と現場にだけ求めても、前に進みません。

経営者自身が第2領域に時間を投資し、思考を深めることで、会社の方向性を変えることができるようになるのです。
経営者の“時間の使い方”が会社の“時間の流れ”を変えます。
うちは1年以上真剣にやってるのに、成果が見えてこない、という場合は、やり方が間違っている場合がありますので、見直しが必要です。

コヴィー博士はこうも言います。
第2領域に取り組まないのは、「車を運転するのに忙しくてガソリンを入れる時間がない」のと同じだと。

「重要だが緊急ではない」を、先送りにしない仕組み

頭ではわかっていても、緊急性の高い仕事は、いつでも第2領域を押しのけます。
だから必要なのは「意図的に、強制的に、時間を確保する仕組み」です。
私たちの経営者コーチングは、その仕組みを提供します。

1.時間の確保

コーチとの定例セッションを“最優先のアポイント”に設定。
第2領域の時間を、組織ぐるみで死守します。

2.課題の明確化

ぼんやりした課題を、会社の未来に
直結する「最優先アクション」へ分解。
誰が・いつまでに・何を、まで落とし込みます。

3.実行と検証

進捗の詰まりを一緒にほどき、やり切る。
結果に結びつけるまで伴走します。

このように、
“緊急対応から解放され、真の経営者の仕事に集中する。”
“会社のOS(しくみ・関係・学び)を、じわっと、でも確実にアップデートする。”
そのための仕組みとパートナーが、経営者コーチングと伴走者です。

(文:菅生としこ)

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