
こんにちは。
AWESOME EYEの菅生としこです。
皆さんは、部下が作っている資料や企画書を見て、
「ここは、こうした方がいいんじゃない?」
と、つい口を出してしまうことはありませんか?
もちろん、よくしてあげたいという気持ちからです。
お客様に出す資料なら、なおさら気になりますよね。
でも、そんなやりとりが続いていると、
ちょっと気になることが起きる場合があります。
部下が、何かを作るたびに、
「これでいいですか?」
「ここはどうしたらいいですか?」
と、確認に来るようになるんです。
上司からすると、
「もう少し自分で考えてほしいなあ」
と思うかもしれません。
ところが、部下の立場で考えると、少し違って見えてきます。
せっかく自分で考えて作ったものでも、毎回あちこち直される。
だったら、最初から上司に確認して、その通りに作った方が早い。
そんなふうに考えるようになっても、不思議ではありません。
これ、上司が悪いとか、部下にやる気がないとか、そういう単純な話ではないと思うんです。
上司は、いいものを作ってほしい。
部下も、やり直しを減らして、きちんと仕事を進めたい。
どちらも仕事をよくしたいと思っているのに、なぜか確認ばかり増えてしまう。
もったいないですよね。
では、どうしたらいいのでしょうか。
例えば、部下が資料を持ってきたとき。
気になるところをすぐに指摘する前に、
「ここは、どういう考えでこうしたの?」
と聞いてみる。
すると、自分なりに理由があって、その形にしていることが分かるかもしれません。
反対に、そこまで考えていなかったことが分かる場合もあるでしょう。
どちらにしても、いきなり答えを伝えるより、本人が何を考えていたのかが見えてきます。
もちろん、間違いをそのままにしておく必要はありません。
お客様との約束や、品質、安全に関わることなら、きちんと修正する必要があります。
ただ、ここで少し考えたいのは、
「直さなければいけないこと」と「自分の好みで直したいこと」は、同じではないということです。
例えば、伝える内容に間違いがあるなら、直した方がいいですよね。
でも、見出しの言葉や資料の並べ方など、どちらでも目的を達成できるのであれば、部下のやり方を生かしてもいいかもしれません。
上司には、これまで積み重ねてきた経験があります。
だからこそ、見ればすぐに気になるところが分かります。
それは大きな強みです。
でも、その経験を使って毎回答えを出してしまうと、部下が考える機会まで減らしてしまうことがあります。
せっかくなら、上司の経験を「正解を教えるため」だけでなく、「考えるヒントを渡すため」にも使いたいですね。
次に部下から「これでいいですか?」と聞かれたら、
「あなたは、どう思う?」
と一度聞いてみる。
その答えを聞いてから、一緒に考えてみるのもいいと思います。
最初は少し時間がかかるかもしれません。
でも、毎回上司が答えを出さなくても仕事が進むようになれば、部下にとっても上司にとっても、うれしいことですよね。
