昨日、息子の卓球の試合がありました。

残念ながら負けてしまった試合を振り返る息子いわく、

「試合が始まって、最初に攻撃しに行ったときに、

相手に、(通常はかなり有効な球種の)球を簡単そうに

返球されてから、また返されるかもしれないと思ったら、

それ以降、その球が打てなかった」

らしい。

ここに、彼の思い込みを見てとれました。

「今回返球されたから、次も返球されるに違いない」

という思い込み。

これは私たちによく起こる自分の中に持つ強固な思考です。

彼に限らず、誰にでも少なからずあります。。。

・自分が正しいと思った考えを変えたくない。

・自分は〇〇が正しいと思い込んでいる。

・うまくいかないこと・失敗を恐れる気持ち。

・きっと次もうまくいかないという思い込み。

などなど、他にも人それぞれたくさん持っています。

様々なところで思い込みは威力を発揮しています(笑)

思い込みは、良くないものばかりではありません。

ジンクスとか、自分なりの成功の法則なども

思い込みの一種の場合がありますね。

このような思い込みをなくそうと思うと、

自分を変える必要が出てきます。

そこに恐れが生じるのです。

私にもあります。

「目立つと誰かから攻撃されるかもしれない」

という思い込み・・・

これは昔の経験から自分で作った思い込みです。

今は本当にそうなるかどうかはわからないのに、

昔そうだった、という経験があるために、

自己防衛反応が働きます。

このような、人それぞれ持っている

メンタルモデルを変えることができれば

かなり様々な物事がうまくいくのに、と思ったりします。

残念ですよね。

彼を見ていても、同様なことを思います。

彼が試合中、

「次はうまくいくかもしれないから、もう一度試してみよう」

と思えたとしたら、試合の流れは変わっていたかもしれません。

ですが、なかなか一度持った思い込みを変えることは難しいのが現実です。

自分自身で自分の思い込みを変えるのも難しいのに、

他人の思い込みを変えるなんておこがましいことです。

しかし、社長さんからご相談をいただく内容として、

「社員がもっとやる気になれるようにしてほしい」とか

「もっと真剣に仕事に取り組むように変えてほしい」と

リクエストをいただきます。

しかし、はっきり言って

「無理です」(笑)

自分が本当に変わりたいと思わない限り「無理です」。

だからこそ、

私たちはそんな場合には、

メンタルモデルではなく、「構造」を変えることで

間接的に、結果的にうまくいくように対応します。

是非皆さんも「構造」に着目して、

構造を変えるような行動に落とし込んでみてくださいね。

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