菅生の一言

『思い込みを外し質問する

タイトルを見ると、30代以上の方は興味をそそられないかもしれません。しかし、死ぬまで使えるスキルだから早めに身につけると大きなアドバンテージです。「どんな人にも身につけることをオススメする質問力」に勝手にタイトルを変更したいくらいです。

一人一人の強みや知見を活かしながらチームとして大きな成果を生み出すためのコミュニケーションを学べる一冊です。

Todasy’s センテンス『20代で身につけたい質問力』

“質問し合うコミュニケーションは、お互いに「思考のスイッチ」を押すことになります。人は、問われたら考えたくなる生き物。質問をきっかけに新しい発想やブレークスルーが起こることもめずらしくありません。”

“「質問8割、コメント2割」のコミュニケーションを心がけると、あなたのパフォーマンスは格段に向上するはずです。”

“「きみの忌憚のない意見を聞かせてくれ」と言われても、本音では話せないでしょう。つまり、自分の素直な気持ちや実態をさらけ出すには、ある程度の人間関係や場づくりができていないとむずかしいのです。”

“傾聴をする際には、いったん自分の既成概念や好き嫌いを取っ払って、ゼロベースで話を聞くことが大切です。つまり、自分の思い込みを捨てるのです。”

“会社で良好な人間関係を築くには「対話」が不可欠です。”

“対話とは、コミュニケーションを通じて、相手の立場を理解しながら、自分の意見や価値観を変化させるプロセスです。その過程では、同時に相手の価値観や意見も変わってきます。”

“新しい情報が、すでにもっている知識や経験と結びつくとき、私たちは「リフレクション(振り返り)」を起こしているのです。リフレクションがないと、新たな知識や知恵を獲得できません。”

“問題解決のために会議や打ち合わせを行う場合には、メンバーが積極的に参加したくなるような魅力的な「テーマ設定」をする必要があります(中略)。よく見られる失敗ケースは「解決策」をテーマとして設定してしまうものです。たとえば「どうやってヒット商品を生み出すか?」というのが、本当の問題であるにもかかわらず、「どうやってマーケティング戦略を立てたらいいか?」をテーマに設定してしまうようなケースは少なくありません。”

出典:『20代で身につけたい質問力』中経出版 
著者:清宮普美代

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