前回のブログでは「社員が会社を改革する方法」をお伝えしました。

あなたがどの役職であっても、組織を変える方法は必ずあります。
その方法は、多々あります。
その中でも、どんな場合にも、どんな立場の方にも有効な方法をお伝えします。
社長にも、部長にも、一般社員にも有効です。

それは、
「こんな会社にしたい」
「こんな職場で働きたい」
と周りの人に何度でも伝えること。

「思っている意見を言える会議にしたい」
「困った時に協力し合える職場にしたい」
「会社が目指しているビジョンを知りたい」
など、どんなことでもいいのです。
未来の理想を何度も伝えて周りの人を巻き込む、これが、誰もができる組織改革の第一歩です。

なぜこれが重要なのでしょうか?

それは、「向かう方向や目的地を示すことで人は動く」からです。
例えば、見渡す限りの砂漠でどうしたらよいかと、行先を見失ったら歩く足が止まりますよね。
しかし、
「あっちにいきたい」
「あっちに行った方がいい」
「一緒にあっちに行こう」
という人がいたら、最初は戸惑うかもしれませんが、
何度も何度も
「あっちがいい」
「あっちに行こう」
と言われたら、聴く耳を持つようになりませんか?

また、何度も何度も
「あっちに行った方がいい」
と自信をもって言われたら、
「一緒に行ってみよう」
という気になる人が出てくるのです。
こうやって人を動かすのです。
このように人に影響を与えることをリーダーシップと言います。

組織改革は、1人1人がリーダーシップを発揮することから始まります。

まずは、到達したい地点を示すことが、ファーストステップです。
到達地点までの行き方はわからなくてもいいのです。
あなたが思いを発信することで、あなたの他にも
「ここに行きたい」
「こうなったら最高!」
と思っている仲間が必ず見つかります。
これが誰でも始められる組織改革の第一歩です。

あなたは、どんな会社にしたいですか?
どんな職場になったら最高ですか?

(文:菅生としこ)

株式会社AWESOME EYE 代表 菅生としこ

菅生としこプロフィール

トヨタ自動車出身。組織づくり、人づくりのど真ん中で働いた原体験からはたらくを面白がる達人。
“トヨタの問題解決”を整理体系化し、広く展開。問題解決できる人材開発を行った立役者。
事業の問題解決、人が関わる問題解決、変化成長し続ける組織づくりのための問題解決サポートを得意とする。
問題なくして成長なし!問題があるからオモシロイ!

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