コミュニケーションは、ほとんど教わることなく大人になるものです。
しかし、私たちは多様な人とご縁をいただくたびに、何かしらのコミュニケーションを取っています。
そのため、私たちは「自分はコミュニケーションができている」と思い込んでしまいがちです。
しかし、それによって、実際にはさまざまな悲劇が生まれていると感じています。
たとえば、次のような場面があります。
- 社長がビジョンを伝えたつもりなのに、まったく部下には伝わっていない。
- 上司が部下に仕事のやり方を教えても、なかなかできるようにならない。
- 「わからなかったら何でも聞いて」と言われたけれど、聞きにくい。
こうした例はほんの一部であり、コミュニケーションエラーは職場のあちこちで起きているのです。
何が「悲劇」なのかと言いますと、
✅コミュニケーションエラーが起きると、それにかかったコミュニケーションのコストは、完全に“コスト”であり“投資”にはなりません。
✅コミュニケーションエラーは人間関係を悪化させ、本人も周囲も仕事がやりづらくなってしまいます。
✅ さらには、企業として絶対に避けたい「ハラスメント的な言動」を、本人が気づかないまま行ってしまうことがあります。ハラスメントは、離職にもつながりやすいのです。
このように、コミュニケーションがうまく取れていない職場では、こうしたことが日常的に起こっています。
あなたの職場は、大丈夫でしょうか?
「コミュニケーションはできていて当たり前」ではなく、
「コミュニケーションはできていなくて当たり前」という認識を持った方がよいと考えます。
なぜなら、コミュニケーションができていない人ほど、自分では気づかず“無意識”のまま失敗していることが多いからです。
私は、組織内でのコミュニケーションの現状や、自分自身のコミュニケーションレベルがわかる「ゲーム研修」をよく実施しています。
多くの方が「コミュニケーションはできて当然」と思っているため、知識を伝えても何も変わらず、「コミュニケーションを取りましょう」と号令をかけたところで、行動はまったく変わりません。
それよりも、ゲームなどの体験を通じて「気づき」を得ることで、はじめて行動変容につながっていくのです。
コミュニケーションに自信のある方も、ない方も、今一度ご自身のコミュニケーション力をワンランクアップさせてみてはいかがでしょうか。
それによって、組織の成果は大きく高まります。
コミュニケーションは、すべての企業活動の基礎です。
ぜひ、ワンランク、ツーランク上を目指していただきたいと、強く願っています。
四日市市内に事業所がある企業様は、四日市市ワークスタイルイノベーション推進事業に応募いただくと、菅生が研修講師としてお伺いします。
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(文:菅生としこ)