部下に仕事を任せたはずなのに、なぜか自分の仕事が増えている。

そんなこと、ありませんか?

たとえば、部下に資料作成をお願いしたとします。

「分からないことがあったら聞いてね」
と伝えて、あとは任せるつもりだった。

ところが、しばらくすると、
「この内容でいいですか?」
「ここはどうしたらいいですか?」
「一度確認してもらえますか?」
と、何度も相談が来ます。

もちろん、相談してくれるのはありがたいことです。

でも、そのたびに手を止めて確認していると、なかなか自分の仕事が進まない。

そのうち、
「これだったら自分でやった方が早かったかも」
なんて思ってしまうんですよね(笑)

こういうこと、職場では結構あるのではないでしょうか。

では、なぜこんなことが起きるのか。
一つは、仕事を任せるときに、どこまで本人が判断していいのかが決まっていないことです。

たとえば、
「この資料を作っておいて」
と言われても、作る側からすると、意外と分からないことがあります。

どんな目的で使うのか。

誰に見せる資料なのか。

どのくらいの完成度が必要なのか。

どこまで自分で決めていいのか。

こうしたことが曖昧なままだと、本人も判断に迷います。
そして、間違えるくらいなら上司に確認しよう、となるわけです。

上司としては、もっと自分で考えてほしい。
でも部下としては、勝手に決めて怒られるのも困る。

お互いに悪気はないのに、結果として確認ばかり増えてしまう。
ちょっともったいないですよね。

では、どうしたらいいのか。

仕事を任せるときに、最初に少しだけ確認しておくといいと思います。

たとえば、
「この資料は、来週の会議で方向性を決めるために使います」
「細かいデザインは任せるので、伝えたい内容を優先してください」
「判断に迷うところがあれば、途中で一度相談してください」

というように、目的と任せる範囲を伝えておく。

それだけでも、部下は動きやすくなると思います。

もう一つは、相談されたときに、すぐ答えを教えすぎないことです。

「どうしたらいいですか?」
と聞かれたら、
「あなたはどうしたらいいと思ってる?何か案はある?」
と、一度聞いてみる。

最初は少し時間がかかるかもしれません。

でも、毎回上司が答えを出していると、部下も答えを聞くことに慣れてしまいます。

もちろん、何でも本人に考えさせればいいというわけではありません。

急ぎの仕事もありますし、経験が少なくて判断が難しいこともあります。

そこは状況に応じて、ですね。

仕事を任せるというのは、単に作業を渡すことではなく、本人が判断できる範囲を少しずつ増やしていくことでもあると思います。

皆さんは、部下に仕事をお願いするとき、どこまで任せるかを伝えていますか?

「任せたはずなのに、なぜか自分が忙しい」
そんなときは、任せ方を少し見直してみるのもいいかもしれません。

また次回もお楽しみに。

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