コーチングとともに19年

2002年、コーチングというものが日本に上陸して間もない頃、

私にいろいろな学びを教えてくださったグループ会社の課長さん(当時)から、

「コーチングってものを学び始めたんだけど、これがすっごくいいんだよね」という一言にピンときた。

それから東京、大阪に通うこと数年。

それからずっとコーチングとともに仕事をしてきた。

コーチからコーチングを受けても信頼関係がないとコーチングにならないことを痛感することもしばしば。

私が学びを深めたコーチング団体(CTIジャパン)は、

言葉だけではなく、非言語も含め、

信頼関係がなければ成り立たないコーチングだったために余計に感じたことかもしれない。

初めてのコーチングの本「コーチング・バイブル」
2001年。初めてのコーチングの本。年季入ってます。

コーチングを学び、実践し始めて、18年。

先日、現在大学院に通う将来の教師の卵の皆さんにコーチング講座を行った。

私は様々な研修・セミナーを開催するが、実をいうと、

今までコーチング講座というのものを開催したことがなかったので、初体験!

コーチング講座をしてこなかった理由

理由は簡単。

私の中でコーチングというものは、学ぶためにあるものではなく、

したいことがあり、それを実現するための手段であり、

手段だけ先行して学んでも使えない、と思っているから。

上司のための面談技術や、部下育成というシチュエーションにおいて

必要な時にコーチングの技術は学んでいただくことはある。

でも、学びのための学びでは意味がない、と常々思っていた。

企業研修で求められているのは、

学びのための学びであることが

かなり多い。

誤解を覚悟でお伝えすると、

企業では、

「実践で使えるように」、

「実務で必要だから」、

と言いながら、

そのための投資を惜しんでいる。

本当に必要なのか?

必要ならば、なるべきことがあるにも

関わらず、そこまで投資しない。

だから、中途半端になり、

頭では理解できるけど、というレベルになってしまう。。。

使わなければならない場面をつくったり、

使えるレベルになるまでトレーニングをするなど

必要だと思う。

これはコーチングに限らず、

どんな研修においても同様。

研修を研修で終わらせることほど

リソースのムダ遣いはないと思う。

(研修もしている菅生が話すことではないですよね。苦笑)

と、話がそれましたが。。。

そういう意味では、今回全く新しい体験をさせていただきました!

さて。

今回のコーチング講座には意味はあったのか?

続きはまた。

(文:菅生)

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