先日、百五総研様主催の「問題解決力向上研修」で登壇させていただきました。

コロナ対応で、グループワークができないだけでなく、

席が離れているため、

隣の方と話をすることもできない状況の中での

6時間半の研修。

一言もしゃべらず6時間半、

受動的な受講するのは耐えられない(笑)

「問題解決力向上研修」

というわけで。

一人でもできるゲーム、一人でもできるワークを

これでもか、というほど多用し、

その都度、皆様からご意見や感想などを頂戴しながら実施。

通常なら、問題解決力向上の入門的な位置づけの研修・セミナー

では行わないような、問題の明確化についても

受講者様の中から情報提供いただける方を募り、

ご協力いただいた方の事例で問題を明確化するステップを披露。

生の事例なので、身近に感じられるからでしょうか、

受講者の皆さんのまなざしも真剣でした。

大変高評価をいただきました。

ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

問題を明確化するステップ

ここが

仕事で成果をあげるために

最も重要なステップなのです。

皆さんが上司から頼まれた作業をするのであれば、

やるべきことは明確なので、淡々とそれをこなす、

もしくは、決められた範囲の中で多少の工夫をすれば

求められている成果・期待に応えることと

プラスアルファをすることはできます。

立場があがった・大きな仕事を任された人は必修

しかし、立場があがったり、大きな仕事を任されたりすると

何をしたらよいか、何から手をつけたらいいのか、

何か困っている、悩んでいるけれど

何を解決すればよいのか、わからない、

という状態に陥ることはありませんか?

それは「問題が明確になっていない」ということなのです。

問題が明確になっておらず、

やることがぼんやりしている状態で、

むやみやたらと、また直感で作業に入ってしまうと

作業が終わっても、徒労に終わる、ということがたびたび起こります。

私がお手伝いさせていただいている方々の仕事の進め方を見ていると

よく感じます。

でも難しいのはここからです。

実はやっている当の本人は、問題がぼんやりしていることや

問題がぼんやりしているから

仕事の成果がでていない、

ということに気づいていないのです。

そんなことないだろうという声が聞こえてきましたが、

1万人以上の問題解決を指導してきたからこそ

わかります。断言します。

たとえて言うなら、

自分が行きたい方向や到達地点があやふやだったり、

10歩譲って行き先はわかっていたとしても、

この駅から電車に乗れば行きたいところにたどり着く、

と錯覚している感じです。

駅には到着できる人は多いです。

しかし、

駅からはたくさんの電車が出発するのです。

電車はそれぞれ到達地点が違いますよね。

そこで、勘で3番ホームからの電車に乗ったけど

本当は5番ホームの電車に乗らないと行きたいところには

たどり着けない、って感じです。

なので、電車に乗っている最中もいつまでも本当にこの電車で

間違いないのか、不安で仕方ないこともしばしば。

合っている、間違っているの判断もつかない感じですね。

直感で絶対これだ!と

自信もって3番ホームからの電車に乗ってしまった場合、

到着した目的地が違っていた時のショックは大きいですよね。

企業なら、大きな犠牲を払っているはずです。

多額の資金を投入した、人的リソースを投入した、

お客様にすでに案内してしまっているが開発が間に合わない、

などなど。

問題解決ステップ

多くの方は、

駅にたどり着いたら、

どのホームからどの電車にのれば

行きたいところに到着するかの確認ができないのです。

確認をする方法を知らないのです。

確認しなければならないことも知らないことが多い。

レジリエンスの高い人は大丈夫!

レジリエンスが高い人、

言い換えれば、

失敗に対し柔軟に対応できる人、

失敗もやり続ければ成功する、と思える人は、

電車に乗り間違えても

引き返して違う電車に乗ろう、

とするでしょう。

だからまだ大丈夫!(相当な犠牲は払っていますが)

多くの人は、間違えたら「失敗・・・うまくいかなかった」

「これはダメだ」とあきらめるのです。

だって、この方法では

次も失敗する可能性が高いですものね。

仕事で成果を上げるコツ!

それは、

何が問題なのかを明確にすること

これが問題解決の第一歩ですよ。

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