社員の意見を聞く前の準備

※本ブログは、文末YouTube動画「社員の意見が聞きたい!」のポイントを抜粋した記事となります。


「社員の意見が聞きたいけれど、なかなか意見が出ない」経営者やリーダーの方の、悩みの一つではありませんか?

「心理的安全性= さまざまな場面で不安感なく自由に発言できる」がない職場では、社員が意見をしても、経営者やリーダーが

  • 指導する
  • 否定する
  • 意見を押し付ける

そうすると、社員からは更に意見が出なくなります。

心理的安全性の詳細はこちら

また、意見が出た時には、すかさずに「ありがとう」「良い意見だね」と承認を行いましょう。

社員の意見が出ない理由

では、「心理的安全性が高く、承認を行っても社員の意見が出ない。」時の2つの主な理由についてご紹介します。

理由詳細
1【本人の特性】行動スタイル自己主張、自己表現の強弱(高低)によるもの。
2【周囲とのバランス】人と人は、システム(相互に影響を及ぼし合う要素)で動く。その中で強弱のパワーバランスがあり、周りに合わせる必要性が出てくる事によるもの。
強 ⇔ 弱

本人の特性「行動スタイル」

それでは、1つ目の【本人の特性】「行動スタイル」について、『愛用しているハンドクリーム』を例として、解説します。

自己表現強い (高い)自己表現弱い(低い)
「このハンドクリーム凄いんですよ!手に塗ると凄く潤った感じがするんですよ!」と聞かれてもいないのに話す。相手から聞かなければハンドクリームについて「何を考えているか、感じているか」を話さない。※何も思っていない訳ではない。自己表現が弱いため、話さないだけ。
自己主張強い (高い)自己主張弱い (低い)
「このハンドクリームはめっちゃ良いので、絶対使ってみて下さい!良さが凄くわかりますよ」と何度も言いながら、ハンドクリームを出して渡す。何もしない。心の中では「相手に使ってもらっても良いし、使わなくても良い。」もしくは、「『相手に使って!』とは、押し付けるようで言えない。」と思っている。

この「強い⇔弱い」は、「良し⇔悪し」「正しい⇔間違っている」という事ではありません。
しかし、自己主張や自己表現が弱い人は、自分が思っていることを伝えないため、周りには理解されにくいのも事実です。
※このような自己主張や自己表現が弱い人が、主張や表現を上げる方法については、また今後ご紹介していきます。

周囲とのバランス

2つ目の【周囲とのバランス】については、自己主張や自己表現が強い人と弱い人の相互の印象や行動について、解説します。
人と人は、システム(相互に影響を及ぼし合う要素)で動きますが、その中で「強い⇔弱い」のパワーバランスが起こります。どちらかが強くなれば、どちらかが弱くなり、相手に合わす必要性が出てきます。

強い人弱い人
もっと言ってくれたら良いのに、どうして言わないのか。言わなければ分からない。
相手に対する印象相手がどんどん話すため、引く。
教えて欲しいため、どんどん聞く。押す。行動相手から求められると、どんどん引く。

このように、パワーバランスが崩れて、悪循環が引き起こされます。

社員の意見が聞きたい時のポイント

社員の意見が出ない時は、このパワーバランスが崩れている可能性があります。この悪循環を断ち切るための需要ポイントは、

重要ポイント

経営者、リーダーの方が話す量、回数を減らしながら、相手の話を聴く。相手の発話をしっかり待つこと。

経営者や、リーダーの方は、ご自身の想いが明確で、伝える力も備わっている方が多く、ついつい話量が増えることが多いのではないでしょうか。

社員の意見を聞きたい場合は、その想いをぐっとこらえて、相手の意見に耳を傾けて下さいね。


文責:キャリアコンサルタント 辻 亜希

株式会社AWESOME EYE 代表 菅生としこ

菅生としこプロフィール

トヨタ自動車出身。組織づくり、人づくりのど真ん中で働いた原体験からはたらくを面白がる達人。
“トヨタの問題解決”を整理体系化し、広く展開。問題解決できる人材開発を行った立役者。
事業の問題解決、人が関わる問題解決、変化成長し続ける組織づくりのための問題解決サポートを得意とする。
問題なくして成長なし!問題があるからオモシロイ!

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