4月1日。多くの企業で入社式が行われていたことと思います。
新入社員に何を伝えましたか?
新入社員への期待を伝えることが多いのではないでしょうか?

・わが社はこういう状況にある。ぜひ貢献してほしい

・こんな風に働いてくれることを期待している

・ぜひ諸君の能力を存分に発揮してほしい

・諸君の先輩方と共に、一丸となってこの未曽有の危機を乗り越えていこう

などなど。

もちろんそれも大事です。
そして組織開発の専門家としてぜひ付け加えてほしいことが1つ。
それは、「あなたの人生(未来)も応援します」です。

会社に入れば、会社の奴隷(お給料払ってるんだから会社側の言うこと聞いてよね)と思っていると、ついつい一方的にお願いごとばかりになりがちです。
言い方がきつかったかもしれませんが、ご容赦ください。
しかし、新入社員は一人一人が生きている人間です。
それぞれの人生があるのです。
会社の奴隷になりたくて入社した人は一人もいません。

だからこそ、「会社に貢献してほしい。こんな期待をしている」
そして、「会社もあなたの人生(未来)に貢献します」
と伝えてください。

このような対等な立場にならなければ離職につながっていきます。
重ねて言いますが、社員は会社の奴隷ではないのですから。
きつい言い方かもしれませんが、

お給料を払っているからといって本人が嫌がることをさせたり、本人の意思をなかったかのように扱うのは奴隷を同じですよね。
このメルマガを読んでくださっている方は、そんなことはないとは思いますが、良いタイミングなので、お伝えさせていただきました。
これは、社員が主体的になる、自分の意思を伝えられる社員になる究極の言葉でもあります。
入社式だけに限らず、いつでも何度でも伝えてくださいね!
まずは伝えることが重要です。
そして。
言葉を伝えるだけでなく行動を伴う実践をしてみてくださいね。
私はいつも、クライアント先の社員様にはこう思い、伝えています。

「私はあなたの未来を応援します。あなたも会社の未来を応援してください」

(文:菅生としこ)

株式会社AWESOME EYE 代表 菅生としこ

菅生としこプロフィール

トヨタ自動車出身。組織づくり、人づくりのど真ん中で働いた原体験からはたらくを面白がる達人。
“トヨタの問題解決”を整理体系化し、広く展開。問題解決できる人材開発を行った立役者。
事業の問題解決、人が関わる問題解決、変化成長し続ける組織づくりのための問題解決サポートを得意とする。
問題なくして成長なし!問題があるからオモシロイ!

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