離職はゼロを目指すべき?
前回、「社員数を増やしたければ離職を防ぐしかない」という話をしました。
今日は続編です。
前回のブログを読んで、社員数を増やすために離職をゼロにすべきか、という疑問が湧いた方もいると思います。
答えは、「ゼロにする必要はない」です。
離職・入職は適正人数で
離職はゼロが良いわけではありません。
会社が変革する時期には、ビジョンに共感できない、変革についていけないなど、一定数の離職がつきものです。大きくなっている会社は大抵そのような過程を経ています。
それは、会社が変革し、更に強い組織になっていくために必要な過程でもあります。
一緒に未来を創造できる社員と共に次の未来へ向かうことも必要です。
そして、入職が多ければ多いほどよいかというとそうでもありません。
入職が増えれば、現場では新人の教育やケアなどで負担が増加します。
管理コストはバカになりません。
その上、仕事はいっぱいあるのに社員が少ない企業様は、限界ぎりぎりの人数で仕事を回す傾向があります。
そこに、即戦力にならない社員が大勢入職したら即パンクです。
部下を育成できる人材を育成し、育成方法を標準化し、早めに戦力化できる仕組みを整えることが必要です。
企業によっても、必要な人数によっても、仕組み化までに必要な時間は変わります。
マネジメントできる人材の育成ができていなければ、職場は野放し状態で生産性は思うようにあがりません。
また、マネジメントできる人材がプレイヤー比率が高ければそもそも育成に時間をかけられませんので、育ちません。
そして、3年先、5年先を考えた上で昇格昇進も含めた、次世代リーダーを育てながらの適正な人材配置、採用、教育が必要です。
やることがいっぱいですね(笑)。
ですから、社員を増やしたいと考えている企業は早め早めに手を打たなければ、後手後手に回り、悪循環に陥ってしまします。そして大きな機会損失や離職の山になりかねません。
今はとても良い会社なのに、です。
採用・育成・定着は、長期スパンで考えることが必要なので、「うちも社員数増やすつもり」という企業は、数年先を見据えて、手を打つことが非常に重要です。
会社のビジョン・成長戦略的に、時間軸として余裕があれば、取組を1つ1つ着実に行うことができますが、時間がなければ、一気に進めることになり、現場には大きな負担です。
社員を増やしたいなら、遅かれ早かれどこかで行うことなのですが、いつやるか、が重要です。
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文:菅生としこ

菅生としこプロフィール
トヨタ自動車出身。組織づくり、人づくりのど真ん中で働いた原体験からはたらくを面白がる達人。
“トヨタの問題解決”を整理体系化し、広く展開。問題解決できる人材開発を行った立役者。
事業の問題解決、人が関わる問題解決、変化成長し続ける組織づくりのための問題解決サポートを得意とする。
問題なくして成長なし!問題があるからオモシロイ!