今日はクリスマスイブですが、七面鳥ではなく、うどんの話です。
ファミレス最大手のすかいらーくHDが利益(EBITDA)の17倍240億円で九州のうどんチェーン「資さん」を買収したというニュース、ご存知の方も多いと思います。
ユニゾン・キャピタルというファンドが「資さん」を買ったのが60億円。
4~5年後にすかいらーくHDに240億円で売却。
すかいらーくHD金谷社長はそれでも採算が取れるとおっしゃっているほどです。
そこまで企業価値をあげた「資さん」(と、オーナーだったファンド)がすごい!!と感じました。
今日はこのニュースについてです。
企業価値をあげる方法はいろいろありますが、注目すべきは、企業価値を高めるためにファンド・経営陣・従業員が一丸となって取り組んだことです。
具体的に行ったことを菅生が得られた情報の範囲でお話すると、
・経営者選定:リーダー次第で戦略戦術が変わります。
・経営者途中交代:会社の状況次第で戦略戦術を変えるにはリーダーを変えるのが一番。
・売上アップとコストカット:オペレーションを事実・数字で徹底分析。
・当たり前のことを当たり前に実行したうえで、マーケティング。
など、他にもいろいろやっていると思います。
ポイントは、このような戦略を、現場社員にどう伝え、理解してもらい、実行していくかです。
文字で書くのは簡単ですが、実際にはかなり大変だったのではないかと想像します。
何をするのか決断した経営者、それをきっちりやり抜く従業員。
まさに会社が一丸となって取り組んだからこそ成しえたことだったのではないかと思います。
こんな時、経営者が企業価値を高めるために尽力するのは当然ですよね。
だって、企業価値がどれだけあがっても、儲かるのはファンドであり、多くの恩恵を享受できるのは経営者です。
しかし、「資さん」は、創業オーナーが逝去され、銀行系ファンドに売却され、さらにユニゾンに売却された経緯を考えると、働く従業員の意識は決して高くないでしょう。
この先、会社はどうなるのか、生活は保障されるのか、など不安でいっぱいのはずです。
また、頑張ったところで金銭的には格別な恩恵を期待できない従業員にとっては「私には関係ないこと、言われたことを言われたようにやっていればいいさ」となるのが普通です。
そんな中、転職市場が活性化し、人手不足の時代でもあり離職率はかなり高かったようです。
自分事、私たち事に捉えてもらい、意識変容、行動変容を支援しなければ、今回の改革は絶対にうまくいかなかったはずです。
まさに戦略人事がうまくいった事例だと思いました。
経営者も従業員も本当に素晴らしい!と感動でした。
売却しなくても、企業価値を高める、利益を高めることは会社経営においてマストですよね。
そのために、社長が実行していきたい戦略・計画に賛同し、意識も能力も高く、実行できる社員は何人いますか?
あなたの会社は、戦略・事業計画を部下と共に実行していける幹部、管理職は育っていますか?
まずは一人の社員の熱量をあげるところから始めてみてください。
そして、その熱を徐々に広めていくのがオススメです。
その時、熱量が低い人を高めるより、熱量が高めの人の熱量をあげる方が比較的容易です。
あなたの周りに熱量が高めの人はいますか?
あなたの協力者になってもらえるよう関わってみてくださいね。
具体的にどのようにしたらよいか、もう少し聞いてみたい、という方は、こちらのセミナーにぜひご参加ください。
早期申込特典もありますので、ぜひご活用ください。
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